ヨガをやってみたいのに、体が硬いから・・・と踏み出せずにいませんか?
「ヨガは体が柔らかい人がするもの」
「体が柔らかくないとヨガはできない」
体が硬くてもヨガはできます!
体が硬くても充分気持ちよくポーズを取れますし、効果も期待できます。
それどころか、ヨガするうえでは体が硬い方がいいことだってあるんです。
体が硬くても、心おきなく効果的にヨガを楽しむためにも
体が硬い人がヨガをするメリットや、体が硬い人のための練習方法を知っておきましょう。
この記事では、
- ヨガでは体が硬い方がいいこともある!その理由
- 体が硬い人ヨガ練習方法 意識する3つのポイント
- 体が硬い人がヨガのレッスンを受けるときの注意点
目次
ヨガでは体が硬い方がいいこともある!その理由
嘘みたいに思うかもしれませんが、ヨガをするにあたって体が硬いくらいの方が良いという面もあります。
体が硬い方が良い理由は、次の2つ。
- 体感の変化に気づきやすい
- 筋力と柔軟性がバランスよく身につきやすい
体が柔らかい人よりも硬い人の方が、変化を楽しみながらバランスよく筋力をつけて、効果的にヨガができるという利点があるんです。
体感の変化に気づきやすい
体が硬い人の方が、体感の変化に気づきやすいというメリットがあります。
たとえば前屈。↓
最初からそこそこ深く前屈することができる人は
少し柔軟性がアップしたとしても小さい変化なので、分かりづらいです。
それに対し、体が硬い人は、不快だった前屈が、気持ちよく取れるようになる、という明らかな体感の変化を感じられるんです。
体が硬い人の方が、どんどん変化していくのを実感できて、楽しくヨガを継続することができます。
筋力と柔軟性がバランスよく身につきやすい
ヨガ=柔軟性ばかり注目されがちですが、柔軟性と同じかそれ以上に重要なのが「筋力」。
体が柔らかくても、筋力がなければ関節に負担がかかって危険な場合すらあるんです。
そうならないためにも、体を柔らかくしていくと同時に筋力をつけていくのが理想。
最初は体が硬いくらいの方が、バランスよく筋力も身につけていけるんです。
くまりす
体が硬い人のヨガ練習方法 意識する3つのポイント
では、具体的に練習方法について見ていきましょう。
体が硬い人が、安全に正しく柔軟性をアップさせるために、意識するポイントは3つ。
- 呼吸が穏やかであること
- 無駄に力んでいないこと
- 負荷をコントロールできること
この3つは、少しずつ柔軟な体を手に入れるためにも、絶対に意識すべきポイントです!
くまりす
呼吸が穏やかであること
まず、呼吸が穏やかであること。
これは、しなやかな体をつくるうえで一番の重要ポイントとなります。
どんなに難しそうに思えるポーズでも、正しく取れば呼吸が深まるようにできています。
ヨガをしている間は、最初から最後まで呼吸が穏やかな状態を目指しましょう。
呼吸が浅い
呼吸が早い
呼吸が苦しい
呼吸が浅いと、逆に体が緊張して硬くなってしまいます。
ポーズを軽減するなどして、ゆっくりと呼吸が深まる位置を探すようにしましょう。
くまりす
無駄に力んでいないこと
どんなに頑張ってストレッチしても、無駄に力が入って筋肉が緊張していると、柔軟な体にはなれません。
ヨガのポーズには必ず、使う筋肉があれば「ゆるめる筋肉」も存在します。
使うべき筋肉を意識したら、あとは無駄な力を抜ける場所はあるか?常に自問自答しながらポーズを取りましょう。
ひとつのポーズを取る間にも、
- 使うべき筋肉を意識
- 無駄な力を抜く
例)ものすごく腹筋を使ってるときも、肩の力は抜く・・など
慣れていくほどに、意外な場所が力んでいたことに気づくことも。
最初から完璧を目指さなくていいので、「力を抜ける場所を探す」感覚でやってみましょう。
無駄な力が抜けると呼吸も深まりやすく、より柔軟な体に近づくことができます。
負荷をコントロールできること
柔軟な体をつくるには、常にちょうどいい負荷にコントロールしながらポーズを練習することが大切。
多少の痛みもあるけど、気持ちよさが勝っていて、呼吸もゆっくり深くできる状態。
痛みがピンポイントで発生している場合は、すぐにポーズを軽減、もしくは中断しましょう。
負荷をかけすぎると筋肉は緊張し、ラクしすぎると何の効き目もありません。
つまり、自分で負荷をコントロールできるくらい
呼吸を深めながら、無駄な力が抜けている範囲で、冷静に、できる限り負荷をかけていく。というのが理想!
くまりす
ここまで見てきた3つのポイントの関係を、図にするとこんな感じ。
3つは深く関わり合っていて、それぞれ影響し合っています。
★負荷をコントロールせずに頑張りすぎると
→無駄に力が入り、
→呼吸が浅くなる。
★呼吸が深まれば
→無駄な力が抜けて、
→負荷をコントロールできる。
この3つの条件がそろって初めて、柔軟な体に近づいていくことができます。
くまりす
どんなふうにヨガレッスンを受ければ良いか?という具体的な方法を
次の章で深堀りして解説します
体が硬い人がヨガのレッスンを受けるときの注意点
次は、体が硬い人が【実際にレッスンを受けるとき】に注意する点をまとめます。
ポーズの完成形にこだわらない(軽減法を取り入れる)
体が硬い人は、いきなりポーズの完成形を目指そうとすると、無駄な力が入って筋肉が緊張したり、体を傷めることがあります。
最初は思い通りのポーズが取れなくても、ポーズの形にこだわらないことが大切。
早く柔らかくなりたい・・
「呼吸が浅くなっている」
「無駄な力が入ってしまう」
と感じたら、積極的にポーズを軽減させましょう。
3つのポイント(穏やかな呼吸、無駄な力を抜く、程よい負荷)を思い出しながら、今の自分にとってベストなポーズを取ることが上達に繋がります。
スローペースのレッスンを選ぶ
最初から速い動きのヨガをすると、無意識のうちに頑張りすぎて呼吸がおろそかになり、筋肉が緊張しがち。
じっくり体と向き合える、スローペースなヨガから始めましょう。
ゆっくり進んでいくクラスなら、柔軟性をアップさせながら、ポーズの取り方や深め方を理解していくことが可能です。
- 初心者向けのクラス
- リラックス系のクラス
逆に「フロー」や「ヴィンヤサ」は、流れるように進んでいくので、慣れてから挑戦した方が良いでしょう。
よくわからないときは、インストラクターに
「体が硬いのでゆっくり進むレッスンを探している」
「じっくりポーズを取りたい」
と相談して選ぶのも一つの方法です。
先生に相談して、できれば見てもらう
いくら【ポーズを軽減する】とか【無駄な力を抜く】といわれても、一人でポーズを理解するには限界があります。
できればインストラクターにポーズを見てもらい、アドバイスをもらいましょう。
- 合っているか自信がなかったところを確認できる
- 意外な場所が力んでいることに気づける
- 使うべき場所、緩めるべき場所が理解できる
スタジオのレッスンに通っている人は、レッスン後に先生を捕まえて質問すると、踏み込んだアドバイスがもらえるかも。
自宅で練習している人は、オンラインヨガを活用して質問するという手段もあります。
ポーズの理解度が深まれば、呼吸も穏やかにしつつ、負荷をコントロールできるようになり、柔軟な体に近づきやすくなります。
くまりす
自宅でもポーズを見てもらえるサービス
体が硬い人は、プロップス(道具)の活用がオススメ
ヨガの練習をより安全で快適にするために、プロップス(道具)の活用がオススメです。
体が硬い人は「ヨガブロック」や「ヨガベルト」を活用することで、負荷をコントロールしやすくなり柔軟性アップが期待できます。
ヨガブロックの活用方法
ヨガブロックは、体が硬くても快適にポーズが取れるツール。
例えば・・
床に手がつかない時にブロックで高さを出せば、上半身が安定して、より気持ちよくポーズが取れます。
お尻の下に置いて、座骨をひっかけて座り背中を伸ばしやすくすることも。
他には、ひざの内側に挟んで内転筋を鍛えるなど、多様な使い方ができます。
体が硬い人は、ブロックを取り入れることで負荷を調整するのが簡単になり、ヨガの気持ちよさを味わいやすくなります。
100円ショップでも見かけますが、ポーズを安定させるためにも作りがしっかりしているものを選びましょう。
ヨガベルトの活用方法
ヨガベルトは、柔軟性が足りずに手が届かないときや、ストレッチ性を高める時に使うことができます。
こんなポーズの時でも、ベルトを使うことで、無理なく安全にストレッチができます。
このような、手が届かないと気持ちよくストレッチできない場面でもベルトが活躍します。
ベルトのおかげで手をひっぱり合うことができて、胸を開いたり呼吸を深めることに意識を向けやすくなります。
信頼できるブランド「ヨガワークス」のものなら、コスパもよくて品質面も安心。
ヨガベルトなら、こんな価格おさえめ商品でもしっかりしてそう。
まとめ:硬くても焦る必要なし!淡々と練習した先に「柔軟性」はついてくる。
今は体が硬くても、正しく練習を重ねていけば、自然と体は必要な分だけ柔らかくなります。
柔軟性は、淡々と練習をした先に勝手についてくるもの。
「柔らかくなること」を必要以上に追い求めず、今の自分にできることを精一杯実践することに意識をむけましょう。
ちょっと練習のコツをつかめば、体が硬くても快適なヨガライフ送ることができるんです。
くまりす
まとめ